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平成30年 1月 1日

平成戊戌(つちのえいぬ)歳を迎えて

明けましておめでとうございます。平成30年の年頭にあたり皇室の弥栄と崇敬者各位の益々の隆昌を祈念申し上げます。

昨年1月には、家康公の洋時計レプリカを、メキシコシティの国立多文化博物館に贈呈することになり、田辺信宏静岡市長、静岡商工会議所酒井公夫会頭等とともに贈呈式に参加することが出来ました。

また、昨年の特筆事項として、4月7日、天皇皇后両陛下とスペイン国王フェリペ6世王妃両陛下の静岡市ご訪問が挙げられます。そしてその日の午後、家康公の時計を、浮月楼にてご覧になりました。僅か5分の短い時間でしたが、時計の説明という大役を頂きました。天皇陛下からご下問があり、国王陛下からもお言葉を頂き、有難い事でした。

翌日の4月8日より5月28日まで宮崎県立美術館での久能山東照宮展が開催されることになっていました。そのために、その後直ちにこの時計を抱えて東京に向かい、午後8時頃に宮崎県立美術館に到着、翌日の展覧会初日には、多くの宮崎県民にご覧頂くことができました。静岡商工会議所もこの展覧会にご支援ご協力頂き、会員多数宮崎に行き、美術館に足を運んで頂くとともに、宮崎商工会議所との交流会も企画して頂きました。

この展覧会には、家康公の時計の他、歴代15代将軍の甲冑や久能山東照宮所蔵の名刀も一堂に展示されることになりました。

実質44日間の会期に、宮崎県内のみならず、九州各県からも多くの来館者があって45,000人に拝観して頂きました。お陰様で久能山東照宮所蔵の宝物を通じて、ご祭神徳川家康公のご遺徳を宮崎の地で顕彰することができました。

徳川家歴代15代将軍夢のそろい踏みプロジェクトの第一弾として「徳川家康公よろい甲冑修復費用支援金募集」を実施致しました。当宮博物館には、徳川歴代将軍所有の他徳川将軍家と関係深い甲冑が63領収蔵されています。その内には修理を必要とする物が多くありますが、まずは家康公所有の白檀塗具足から始めることになりました。

このプロジェクトは、株式会社パルコの全面的協力を得て、クラウド・ファンディングにより、全国の方々より修復の募金を行い、目標額以上の基金が集まりました。これに続き昨年12月より第二弾を開始しておりますので、併せてご支援をお願い致します。

本年も皆様の元気なお姿を国宝社殿御社頭にて拝することが出来ますことを楽しみに致しております。

久能山東照宮 宮司 落合偉洲

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