四百年続く、平和への祈り。久能山東照宮

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平成30年 1月30日

春季大祭

春季大祭

2月16日(金)午前10時30分 御具足祭(おんぐそくさい)

2月17日(土)午前10時30分 春季大祭

2月18日(日)午前10時30分 講社祭

○2月16日 御具足祭

近世の将軍家ならびに武家においては正月11日(もとは20日)に具足(甲冑)を飾り鏡餅その他を供えて具足飾りと称する祝儀が行われてきました。

当宮においては正月1日から16日まで具足に鏡餅、菱餅その他の品を供えて具足飾りと称する行事が幕末まで行われてきました。

明治時代に入り中断されていましたが、幸いにも祭器具および記録等が保存されていましたので、昭和40年の350年祭を記念し昭和39年に復興いたしました。

以後、春季大祭第一日の祭儀として具足3領を石の間および拝殿に飾り、具足の前に具足供物を供え、国の隆昌と世界の平和を祈願いたしております。

具足供物は御具足餅とも称し、鏡餅に菱餅を重ね、その上に幅広の昆布を置き、さらにその上には、根松、串柿、橙(だいだい)、藪柑子(やぶこうじ)、勝栗、小豆等を供えたものです。 具足及び具足供物は御具足祭で供えられ18日までの3日間飾られます。

(※具足につきましは、本年は特別に2月10日から18日までの間飾っておりますので、ご参拝の折にはぜひご覧ください。また、拝殿外からの拝観になりますのでご了承ください。)

なお、本年は下記3領の具足を飾ります。

・一ノ具足(石の間) 5代将軍綱吉公所用 紅絲腰裾白絲威具足(くれないいとこしすそしろいとおどしぐそく)

・二ノ具足(拝殿向かって右) 6代将軍家宣公所用 白絲威具足(しろいとおどしぐそく)

・三ノ具足(拝殿向かって左) 7代将軍家継公所用 写形歯朶具足(うつしがたしだぐそく)

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(※写真は昨年の様子です。)

○2月17日 春季大祭

当宮では江戸時代、4月17日の大祭のほかに、正月、5月、9月の各17日には4月の大祭に準ずる祭が行われてきました。日頃は入山が制限されていましたが、特にこの4回に限り一般の参拝者も登山することができました。中でも正月17日は遠近からの登拝者で大いに賑わったといいます。

この日は御祭神徳川家康公の年の初めの神忌の日であるので明治維新の後も引き続き執り行われてきました。明治43年陰暦廃止の折、2月に改められ以後2月17日を春季大祭とし、五穀豊穣に併せ、国の隆昌と世界の平和を祈願いたしております。

なお御神前には久能山下の根古屋部農会様より、丹精込めてつくられた久能特産石垣いちごが奉納されます。

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(※写真は昨年の様子です。)

○2月18日 講社祭

当宮には、東照宮を崇敬し世界平和と福祉とに力をいたし講員の安全と繁栄並びに相互の親睦を図ることを目的とする「久能山講社」という組織があり、久能大谷地区を中心に多くの方々が講員となっています。

毎年この日に世界平和と講員の安全と繁栄を祈願します。

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