四百年続く、平和への祈り。久能山東照宮

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平成31年 1月 1日

平成己亥を迎えて

 明けましておめでとうございます。平成三十一年の年頭にあたり皇室の弥栄と崇敬者各位の益々の隆昌を祈念申し上げます。平成三十一年も四月三十日までで、五月一日に皇太子殿下が、新しく天皇に即位されることになっています。新元号が制定されて新しい時代を迎える事になります。

 平成の三十余年間、国民とともに苦楽を共にされて、世界の平和と国民の幸せを祈ってこられた今上陛下に対して、御即位三十年奉祝式典も予定されています。全国各地でも盛大に開催され、また新帝陛下の御即位をお祝いする式典行事も全国的に開催され、今年は歴史的奉祝の歳を迎えることになるでしょう。

 さて、神社の一年を振り返ってみますと、昨年度参拝者(平成二十九年四月一日~平成三十年三月三十一日)は三十八万五千人でした。明年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、外国人参拝者は増えるものと思われます。当宮では日本語、英語、中国語の音声ガイドも用意して対応しています。

 昨年三月十七日、フラメンコギタリスト吉川二郎氏が、家康公の洋時計の物語からギター独唱曲「時の使者 EVOCACION」を作曲して、神前にて奉納演奏をして頂きました。このことは、久能山東照宮由緒顕彰会代表、アイワ不動産グループ会長藤井嗣也氏の多大なご支援のもとに実現しました。その後、四月二十日、静岡音楽館AOIにて、吉川二郎氏演奏活動四十周年記念コンサートでもこの曲が演奏され、多くの市民に聞いて頂くことが出来ました。藤井嗣也氏、吉川二郎氏他久能山由緒顕彰会の皆様に深く感謝致します。

 ところで、神社所有の刀剣で、研磨等の修復が必要な刀剣が十口あり、これも刀剣修復プロジェクトを立ち上げて、株式会社パルコの全面的協力を得、クライドファンディングにより募金を行い、目標額以上の基金が集まりました。修復が出来次第、お披露目していく予定でおります。

 昨年も、全国的に災害の多い年でしたが、当社も台風二十四号の影響による建物への被害がありました。境内の立木が、神庫の屋根の一部に倒れて損壊しました。早速、静岡市、静岡県の文化財担当者や文化庁等に報告し、速やかに復旧工事に向けて対応しております。

 本年も元気なお姿を国宝社殿社頭にて拝することが出来ますことを楽しみに致しております。

                                  久能山東照宮 宮司 落合偉洲353a7067f9d2dc38de54471cb497b9d4f8fbd314.jpg

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